2019年2月21日(木)、福岡市中央区大名に「一般社団法人日本独立眼鏡職人協会」(代表理事:仲⻄正義 仲⻄ 眼鏡店代表)が発足しました。
眼鏡を一人で作ることができる「独立眼鏡職人」を育成する日本初の協会で、
「一店舗一職人」でそのお店でしか手に入らない付加価値の高い眼鏡を生産することで、
眼鏡業界に新たな風を吹かせたいと発足した協会です。
眼鏡フレームの生産地で有名な福井県でもその殆どが分業で、
一人で一本の眼鏡を作る事が出来る人が殆ど居ません。
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はじめまして、眼鏡職人の仲⻄正義です。
福岡市で 90 年以上続く仲⻄眼鏡店の代表をしています。
私は眼鏡屋の息子として幼少の頃から眼鏡に触れ、職人の祖父から技術を学び、
今では数々の有名人や著名人の眼鏡 を手掛けさせてもらっています。
多くの国産眼鏡フレームは、福井県で作られているというのは有名ですが、
そのほとんどの工程を別々の会社が受け持つ分業で、
いくつもの会社を巡り 1 本の眼鏡ができあがっているということはあまり知られていません。
私は東京の江戶職人から眼鏡の手作り技術を学び、一人で一本の眼鏡を作っています。
ですが眼鏡の手作り技術を使い作り続ける中で今、大きな問題にぶつかっています。
それは"一人で一本の眼鏡を作ることができる職人"が日本からいなくなり、絶滅寸前ということです。
皆さんは、江戶時代から続く伝統技術で外注に頼る事なく一人で眼鏡が作れる職人が、
日本に何人いるのかご存知でしょうか?
私を含め、たったの 3 名です。うち 1 名は完全引退、もう 1 名は間も無く引退。
280 もの工程を経て眼鏡を作ることができる職人は、実質私一人となり、
技術を伝えることができる最後の伝道師 になってしまいました。
眼鏡作りに興味がある方にぜひその伝統技術を引き継いでもらいたい!
世代交代の際、強い眼鏡店を残す一つの手法として取り入れてもらいたい!
自社コレクションが作れる環境を作り、ブランドに負けないお店を作ってもらいたい!
そんな想いで一般社団法人 日本独立眼鏡職人協会を立ち上げました。 そして眼鏡作りの伝統技術を継承するため、「職人教育プログラム」をスタートします。
是非私達のパートナーとして
日本のものづくりを支え、見守って頂けるサポータを募集しております。